人気ブログランキング |

<   2006年 09月 ( 5 )   > この月の画像一覧

パレスティナ関係の情報を見ててつい、うっとなってしまった。
「イスラエル軍西岸で強盗を働く」って。
どうしてIDF(Israel Deffence Force)はここまで堕ちてしまったの?!昔から残虐なことはしていたかも知れないけれど、こんなに卑劣だったかしら??
2,3年前に以前に所属していたNGOの学生が報告してくれたデヘイシャ難民キャンプ襲撃後の有様を思い出した。
彼らの残した稚拙でわいせつな落書き、毛をすべてむしられて殺されているインコ。難民キャンプの住民が細々とたくわえ、何かのときに持ち出すつもりでいた貴金属類をすべて漁ったあと。
イスラエル人がパレスティナ人からこれ以上奪うものがあるというのだろうか?
家を奪い、水を奪い、移動の自由すら奪っておいて。
それでもこうやって彼らの罪を責めると同時に、自分も奪い続けていることに気づかずにいるだけではないかとも思う。
by macrobikinoko | 2006-09-22 21:34 | イスラエル/パレスチナ

現実って厳しいわ

半月ぐらい前に手配した20FOOTコンテナ1本文の貨物がシドニーから横浜へ、そして通関を無事に終えて江東区の倉庫に入ってきた。なんだかよく分かっていないままに入ってくるはずの商品のダンボールの大きさや重さを計算したり、四苦八苦しながらパッキングリストを作り上げたものが実際に入ってくるとなんとも感慨深い。
そのほとんどがチョコレートで総数567ケース、ついたトラック(これも2FOOTERなのかしら?)にいっぱいいっぱいダンボールが詰まっていた。ときおりダンボールがつぶれていたりして、長旅を実感させられる。フォークリフトと手作業でチョコレートは定温エリアへ。運んでいるおじさんは汗だくである。
前の仕事では輸出のごく一部だけ、見積もりを作って注文を流すだけしかやっていなかったが今の職場では発注から実際にお客さんに発送するまでの流れはひととおり見ることになる。客先に発送する前に検品したり、つぶれた箱からきれいな箱に移し変えたり。ものが国を越えてくるまでにはいろんな人の手を通っているのだと実感する。こういった仕事は見ておかないとその苦労やら手間は分からない。そこを見ておきさえすれば現場の人間に何が必要なのか想像がつくようになるのだろう。

昨日に引き続き今日は埼玉の倉庫へ。ここは定温の契約で利用していたが、実際には経営難に陥り、本来の温度よりも5度ほど高い温度で商品が保管されていたらしい。そこで保管されていた商品に問題が発生し、今回は全品検品と言うことになった。こういったトラブルは小さな会社にとっては致命的だ。トラブルが発生すれば大手の顧客を失い、アッと言う間に倒産してしまう。
当の倉庫は既に倒産が決定しており、うちとの契約とおりに温度設定がなされていなかったことについては責任をとることはないだろう。どうしても責任を取らせたければ訴訟でも起こすしかないが、訴訟にも莫大な費用がかかる。なんとか問題のない商品をサルベージして被害を最小限に抑えるしかない。
まったくいろいろなことがおきるものだと思う。いずれにせよ、できることをするしかないのだろう。
by macrobikinoko | 2006-09-22 21:22 | 雑記

身近なジレンマ

先日、S師範を囲んで皆で中華料理屋へ行ったときのこと。
少し遅れてイスラエル人の男性も加わった。先生は10月にイスラエルへセミナーへとでかけることになっているが今の状況では中止になるかも知れないとのこと。
どうも先生の口調からは安全面の懸念と言うよりもほかの要因で上からセミナーにストップがかかるような様子だった気がする。
憶測だが「明らかに非人道的な侵略を行う国」を訪問すべきかどうか、という問題なのだろうか、とか考えていた。
しかし、もしその理由ならイスラエル人の彼の前では言わないだろう。
私自身はある意味、ここまでイスラエルの暴挙がエスカレートしてきている現在、訪問はすべきではないのではないかと思っていた。
そんな話をしているとイスラエル人の彼が「なんにせよ、稽古人たちはみな先生を待っています」とにっこりと先生に伝え、先生のとなりに座っていた私は日本語に訳して伝えた。
確かにそうなんだ、「国が何をしていようとも・・・。」しかし、国のしていることに国民が責任がないわけはない。
私は常にあからさまなイスラエル批判は避けているつもりだ。でもいつもそれで何もいえなくなってしまうのも問題だろう。彼らは国のすることを支持しているのだろうか?

確かにイスラエル人が傷ついていることも私には分かっている。たとえ、それがアラブ側に比べればほんのわずかな傷であったとしても。
私は自分の国がイスラエルと同様のことを始めたとしたらそれに反対することができるだろうか??いつも思うのが、我々にイスラエルを批判できるのか?と言うことなのだ。
by macrobikinoko | 2006-09-03 20:41 | イスラエル/パレスチナ

対テロ戦争の敗北

昨日は広河隆一氏の講演を聞きに言った。文京シビックセンター 小ホール。開演前からかなりの人が並んでいる。こんなに「レバノン戦争」に関心を持つ人がいるものかと思った。
まずは過去の1970年代(?)のレバノン侵攻時の映像が流された。このときは徹底的な虐殺が行われた。侵攻の理由はPLOがいたせいだっけ?まあ、理由はなんでもいいが、いつも構図は同じだ。
イスラエルの攻撃すべきなんらかの敵対団体がいてそれを殲滅するためにレバノンに攻め入る。
今回はヒズボラだった。
今回違うのは勝利したのがヒズボラだったらしいことだ。氏の解説によれば、今回、イスラエルはその最強ともいえる軍事力を以って陸海空からレバノンを攻めた。海上封鎖、空港の閉鎖、陸軍の派遣。上空を偵察機、F16やアパッチが飛び、道路や橋を破壊し、ヒズボラが潜むとうわさされる場所をところかまわず破壊した。最強の戦車と呼ばれるメルカバが国境を越えて進入した。それなのに今回イスラエルは停戦をあっさり受け入れた。
イスラエル軍の死者数に対するヒズボラ戦闘員の死者数は圧倒的に少なかったらしい。
圧倒的優位な軍事力を持つイスラエル軍に対し、ヒズボラはいわゆるゲリラ戦のような形で応戦したらしい。ベトナム戦争のときのように。そしてアパッチやF15や偵察機すら破壊されたものがあったらしい。メルカバの砲台が上向きになって使用不能になっている姿も広河氏のカメラは捕らえていた。
レバノン国軍にも外国勢力にもできなかったことをヒズボラはやってのけたという。民衆はヒズボラを称え、一緒に戦ったらしい。

歴史的にイスラエルが攻撃する対象は過激派ではなかったらしい。もともとは統制のとれていなかった過激派的な組織が政治的思考を持ち、イスラエルと話し合いのできるような存在に成長してくるとその組織をたたいたり、トップを暗殺したりして穏健派が成長することを阻んできたのだと言う。イスラエルは常にパレスティナなどの周辺アラブ社会が無視できない政治的勢力として成長することを恐れてきたらしい。イスラエルの政治家は常にアラブ人が話しの通じない攻撃すべき、殲滅すべき対象であることを望んできたらしい。

今回の敗北に対して危機感を抱いているのはイスラエルだけではないと氏は語る。周辺アラブ諸国を支配する勢力にとってもそれは危惧すべき事態だ。アラブ諸国の多くは民主的な国家とはとても言い難い。その支配者たちにとっては民衆の間から起こってきたヒズボラという勢力が力を持ち(軍事的な意味だけではなく)そして勝利し、更に民衆の支持を集めてきていることは自分たちの支配をも揺るがすことになりかねない、と言うことだそうだ。

レバノン戦争に絶望しか見出せなかった私には驚きだった。ある意味本当の希望は絶望を通り抜けなければあり得ないのかもしれない。血まみれでも希望は希望か。犠牲を払わずして何かを得ることはできないし、どちらに転ぶにしても犠牲がでないなんてことはあり得ないのだ。
by macrobikinoko | 2006-09-02 21:52 | イスラエル/パレスチナ

「おやじ」

社長が「いつ倒れるか分からない」ということで新しく中小企業の社長なんかをしていたことのある男性を雇った。定年直前の年齢。
私はこの方が好きではない。
何につけても上から物を言う。知ったかぶりをする。状況を分かっていないのに口を出すけれど手は出さない・・・。
彼が先日、おいしいおすしをご馳走してくれたのだけれど、どうしても「俺はこんなうまいものを知っているんだぞ」っていわれている気がしてならない。
いわゆる「おやじ」のステレオタイプなんだろう。
もう、頭が働かないし、体も動かないって言うのはとてもよく分かる。それならそれであえて働かなくても、と思ってしまうのだ。
きっといろいろ手放せないものがあるのかもしれない。

対照的だなあと思ったのは道場のS師範。先日、稽古後に先生を囲んでご飯を食べると言うことで近くの中華料理屋へ。私は自転車なので早めに言ったら、先生が一人で先にいらしていて待っていた。
ああ、まずい、先生を一人で待たせてしまった、とか私はあせっていたのに、先生はてきぱきと「何人来ますか?テーブルを用意しましょう」とすぐに働きだした。
本来ならば招待した稽古人がテーブルを用意して先生をお待ちすべきなのに、この謙虚さと身の軽さ、本当に素敵だなあと改めて感心してしまった。
by macrobikinoko | 2006-09-02 21:20 | 雑記